哲学

【パイドン】魂と肉体について

どうも、katです。

今回は最近読んでいる本の内容と、感想について書こうと思います。

ご紹介するのはパイドン(プラトン著)という哲学本です。

今回はその本の中で出てくる魂と肉体についての考察部分について書いていこうと思います。

※私もこういう知識はかなり浅いので間違っている部分もあると思いますが、今後分かり次第修正していきたいと思います。

内容(箇条書き)

この本では基本的に哲学者のソクラテスが死刑執行される日に弟子たちと会話した内容を元に書かれている。

その中で、魂と肉体の関係について考察している。

魂は永遠なのか、消滅するのか。肉体とはどういう関係なのかということについて議論している。

前の投稿で魂が肉体よりも先に存在することについての論証について記載したが、もしその場合は魂が先にあり、生まれる時に肉体に入るということになる。

そのため肉体と魂は完全に一体とはなっておらず、人は魂に肉体を従わせようと反発することがままあるだろうと考察している。

逆に魂は生前は存在せず、体の死と共に消滅すると考えるとどうか。

肉体が先にあり、その肉体に即して魂が形作られるとすると体と魂は常に一致している(本ではこれを調和していると表現している)のではないだろうか。

そのため魂が肉体に反発することはあり得ず、魂は常に身体の指示に従うのではないかという考察をしている(と私は捉えています)。

その場合、たとえば美味しいものをたくさん食べたいと思うけれど体の健康を思って我慢するなどということはありえない(常に体の食べたいという欲に従う)のではないか。

逆にいえば、その様に心が体を律していることを考えるとやはり魂が先にあってそれが肉体に後から入ったと考えるのが自然ではないかという考察。

感想

正直私の独自解釈も大いにあると思うので間違っていたら申し訳ないですが、要は心と体のどちらが主体なのかという話なのかなと思いました。

人間は確かに生物としては食べたり寝たりといったある意味動物的な欲があり、それを心が律していると思います。

なので体の欲だけに従えば動物的になり、心に従えばより人間らしい姿(生前のイデア?)に近づくということを言っているのだろうか?と思いました(ちょっと自信ないです)

個人的にはそうであって欲しい(心が体を支配する)と思いましたが、細かい部分でいえば突っ込めるところは多いかなと思います。

例えば、そもそも魂が本来の良い姿ならばそのままであれば良いのに何故わざわざ欲の多い体をまとって、ある意味魂に試練を与える様なことをする必要があるのかということになりますが、この辺についてもプラトンなりの答えがある様なので、またその辺についてもわかってきたら書いていこうと思います。

以上、【パイドン】魂と肉体についてでした〜。

ABOUT ME
kat
プログラマー歴7年、2歳の子供を持つパパです。 興味のあることはプログラミングや今後のIT技術などです。 趣味でオンラインカードゲームのサイトを運営しております。 プログラミングを通して社会に貢献していきたいです。