どうも、katです。
今回は、slackとほぼ同等の機能が使えるMattermostについて、ユーザーの招待メールなどを送れるようにする方法について説明していきます。
私の環境だと、初期状態ではメールが送れなかったため、今回の設定をすることでメールが送れるようになりましたので、メールが送れないと言う方は参考にしてみてください。
SMTP設定
早速、メール送信の設定について順に説明していきます。
- Mattermostの管理者でログインします。
- 左上の「Channels」部分をクリックし、「システムコンソール」をクリックします。
- 左メニューの「SMTP」をクリックします。
- 各入力欄に入力し「保存する」を押下します(入力内容は後述)。
【入力内容】
■hotmailの場合
SMTPサーバー smtp-mail.outlook.com SMTPサーバーポート 587 SMTPサーバーのユーザー名 hotmailのメールアドレス SMTPサーバーパスワード hotmailのログインパスワード 接続のセキュリティー STARTTLS ■office365/Outlookの場合
SMTPサーバー smtp.office365.com SMTPサーバーポート 587 SMTPサーバーのユーザー名 office365/Outlookのメールアドレス SMTPサーバーパスワード office365/Outlookのログインパスワード 接続のセキュリティー STARTTLS ■Amazon SESの場合
SMTPサーバー SESのSMTPエンドポイント
例:email-smtp.us-east-2.amazonaws.comSMTPサーバーポート 465 SMTPサーバーのユーザー名 SESで発行したSMTPユーザー名 SMTPサーバーパスワード SESで発行したSMTPパスワード 接続のセキュリティー TLS ※Amazon SESの場合、基本的にはSESに登録したメールアドレスにしか送る事ができないため、事前に送りたいメールアドレスを全てSESに登録しておく必要があります。ただし、この制限を解除した場合は誰にでも送る事ができます。
■Postfix(サーバーにインストールしている場合)
SMTPサーバー localhost
SMTPサーバーポート 25 SMTPサーバーのユーザー名 空 SMTPサーバーパスワード 空 接続のセキュリティー 空 ■Gmailの場合
SMTPサーバー smtp.gmail.com
SMTPサーバーポート 587 SMTPサーバーのユーザー名 Gmailのメールアドレス SMTPサーバーパスワード Gmailのログインパスワード 接続のセキュリティー STARTTLS ※Gmailの場合は別途、Google Workspaceの管理コンソールで、SMTPリレーの設定が必要です。詳しくはこちら※Google Workspaceの管理アカウントが必要です
以上で、SMTP画面の設定は完了となります。
送信元の設定
次に、送信元の設定を行なっていきます。
- システムコンソールの左メニューの「通知」をクリックします。
- 「通知の送信元電子メールアドレス」と「通知のReply-Toアドレス」に、送信元にしたいメールアドレスを入力し、保存します。※HotmailやGmailの場合は、送信元のメールアドレスはSMTPユーザーでないといけない場合があるかと思いますので、SMTPの設定時に入力したSMTPユーザーのメールアドレスを入力します
以上で、送信元のメールアドレスの設定が完了しました。
動作確認
ここまでできたら、ユーザーの招待メールを送ってみましょう。
- システムコンソールに入っている場合はチャンネルに戻り、チャンネルの左メニューの「メンバーを招待する」をクリックします。
- 招待したい(送信先の)メールアドレスを入力し「招待」をクリックします。
- 「招待メールが送信されました。」と表示されれば送信成功です。
実際に、メールが送られているかどうか確認しましょう。
以上で、メール送信の確認は完了となります。
最後に
いかがだったでしょうか?
送信に使用できるSMTPサーバーはいろいろあり、私も一通り試しましたが、Hotmailが最も手軽で設定も簡単だったので楽だと感じました。
今回の記事が、メール送信でお困りの方などの参考になれば幸いです。
また、slackのデータをMattermostに移行する方法も記事にしてみましたので、興味のある方は是非みてみてください!
以上「Mattermostからメール送信できるようにする方法」でした〜