こんにちは!
「katのブログ」管理人の、katです。
「小学生からのプログラミング」第7回目の今回は、ループ(繰り返し)処理についてのお話になります。
私たちの生活の中で、同じことを繰り返すことってありますよね?
例えば学校に行く時、毎日同じ時間に同じ道を通って行きますよね。
プログラムで同じ事を何回もやろうとする時に、同じ処理をたくさん書くのは大変ですよね。
実はそれを簡単に書く方法があります。
今回はそのやり方について学んでいきましょう!
今回使うもの
今回は、以下のプログラミング言語で、プログラムを書いていきます。
・PHP
プログラムの実行は、以下のpaizaというサイトを使いましょう。
※始めての方は以下のページに使い方がのっていますので、見てみてください。
ループ(繰り返し)処理って何?
最初に少しお話ししたように、ループ処理とは、同じ事を何回も繰り返して行う事を言います。
ループ処理では決めた回数だけ同じ処理を繰り返します。
1回目の処理が終わると、ループの最初に戻って、2回目の処理が始まります。
ループ処理を書いてみよう
それでは実際にループ処理を書いてみましょう。
今回は、1,2,3,4,5,6,7,8,9という数字にそれぞれ2を足した数字を順番に表示してみようと思います。
処理のイメージはこんな感じです。
これを、1〜9までの合計9回繰り返します。
では早速ソースコードをみてみましょう。
<?php
// 1〜9までを繰り返す
for ($i = 1; $i < 10; $i++) {
// 2を足して表示する
$result = $i + 2;
echo $result . ",";
}
これを実行すると、
3,4,5,6,7,8,9,10,11,
という結果が表示されます。
それぞれの数字にちゃんと2が足されていますね。
// 1〜9までを繰り返す
for ($i = 1; $i < 10; $i++) {
これはfor文といって、ループ処理をする場合に使います。
このfor文の「{」の後に書いてある処理が繰り返し実行されます。
また今回は、1~9の数字は、「$i」という変数に入ってきます。(変数名は自由につけることができます)
for文の「()」内にある「$i = 1;」は、「$i」に入る数字が1から始まるということを示しています。
「$i < 10;」は、「$i」が10より小さい間は処理を繰り返すということを示しています。
最後の「$i++」は、「$i」がループするごとに1づつ増えるということを示しています。
for文の「()」内の値を変えることで、ループする回数を自由に変えることができます。
「for ($i = 1; $i < 366; $i++) {」
とすることで、365回繰り返します。
「$i < 366;」で使われている「<(しょうなり)」は、「~より小さい」という意味を持つので、その右に来る数字は最大数よりも1つ多くしないといけません。
ただし、「<=(しょうなりイコール)」を使うと、「~以下」という意味になるので、その場合は最大数の「365」としても問題ありません。
// 2を足して表示する
$result = $i + 2;
echo $result . ",";
こちらは前回までのおさらいになりますが、以下の処理を順番に実行しています。
・「$i」に2を足した結果を「$result」に入れる。
・「$result」と「,(カンマ)」を画面に出力する。
最後に
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回はループ処理のfor文について学んでいきましたが、同じような処理をしたい場合にとても便利なものだということが分かっていただけたと思います。
今回お話したループ処理も、プログラミングでは必ずといって良いほど出てきますので、是非覚えておきましょう!
では、また次回!