どうも、katです。
今回は最近読んでいる本の内容と、感想について書こうと思います。
ご紹介するのはパイドン(プラトン著)という哲学本です。
今回はその本の中で出てくる死後の世界についての考察部分について書いていこうと思います。
※私もこういう知識はかなり浅いので間違っている部分もあると思いますが、今後分かり次第修正していきたいと思います。
内容(箇条書き)
この本では基本的に哲学者のソクラテスが死刑執行される日に弟子たちと会話した内容を元に書かれている。
その中で、死後の世界について考察している。
というよりもソクラテス自身の考える死後の世界について一方的に語られている印象を受ける(他の考察は哲学者たち(ケベス、シミアスなど)と受け答えしながら答えを見出していく印象)。
人は死んだら彼の地(死後の世界)にいき、そこで地上での行いによってどこの川に行くかが決定される。
良くも悪くもないものはアケロン川に流され、それ相応の罰を受けるなりして魂を浄化して良い場所にむかう。
自分の意思に関係ない殺人を犯したり、後で反省して生きたものたちはタルタロスという地獄の様な場所で一定期間苦しみ、その後苦しめた人のもとに行って許しをこう。
もし許されれば苦しみが終わり、許されなければまたタルタロスに戻る。(以降は繰り返し)
凶悪で許しようのない人については永遠にタルタロスで苦しむ。
という世界観。
感想
今回はパイドンで語られる死後の世界について書いていきました。(間違ってたらすみません)
死後の世界はまだ科学的に解明されていないのでああくまでこんな感じではないかという想像ではあると思いますが、実際の本ではもっと詳しく書かれており、ここまで明確に定義しているのは、当時死後の世界についてはある程度こんなものというのが出来上がっていたのではないかと思います。
なのでソクラテスが考えたというよりはこの頃(紀元前400年くらい)の人たちの世界観なのかなという印象を受けた。
私もこのあたりあまり詳しくないですが、どんな宗教も大体死ぬと裁判にかけられて悪い行いをすると地獄に行くというところはほぼ同じな気がしています。
それは善良な行いをした方が得をするということを科学で証明できないため、哲学や宗教はそれぞれ善を行う良さについて考え、証明しようとしてきた結果なのかなと思いました。
ただ、この辺りは漠然とした内容であり、それぞれに対して詳しい論証が書かれていないため、あくまでもこう思うの世界なのかなと感じました。
ただ、善良に生きた人が得をする世の中であってほしいというのは私も感じますし、人類の歴史は長いですが、そう言った考え方、思いというのは普遍のものなのかなと感じました。
以上、【パイドン】死後の世界についてでした〜。