どうも、katです。
今回は、Tera Termのお話になります。
突然ですが、Tera Termでいくつものサーバーにログインするとき、どうしていますか?
IPを切り替えて、それぞれのユーザー名、パスワード、秘密鍵を入力して。。
とかやりますよね!
今回はそれを、超簡単に解決する自動ログインの方法を説明していこうと思います!
初めに ( 自動ログインとは)
自動ログインとは、その名の通り、自動でログインする方法になります。
ユーザー名もパスワードも秘密鍵も入力せずに、クリックするだけでログインできてしまうようになりますので、時間短縮に繋がるのではないかと思います。
それでは早速、やり方を説明していこうと思います。
準備
当記事では、Tera Termは既にインストール済みとして説明していきますが、まだインストールしていないということでしたら、下記のリンクから、OSに合ったものをインストールしておきましょう。
ショートカットの作成
まずは、Tera Termのショートカットを作成します。
手順は、下記を順に実施していきます。
- windowsのスタートボタンをクリックします。
-
「プログラムとファイルの検索」欄に、「Tera Term」と入力します。
-
検索結果に表示された、「Tera Term」を右クリックします。
- プルダウンの、「送る」>「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。
以上で、ショートカットが作成されました。
デスクトップ上に、Tera Termのショートカットが追加されていることを確認しましょう。
自動ログイン設定
次に、自動ログインの設定を行っていきます。
公開鍵認証を行っている場合は、事前に秘密鍵の場所を確認しておきましょう(大体は、id_rsaといった名前になっているかと思います)。
それでは、下記を順に実施していきます。
- デスクトップに作成されたショートカットを右クリックします。
- 「プロパティ」をクリックします。
- 「ショートカット」タブの「リンク先」に、下記の形式で記載します。
“{teratermの置いてあるパス}\teraterm\ttermpro.exe {ユーザー名}@{サーバーのIP}” /auth=publickey /keyfile={秘密鍵のパス} /passwd={パスワード}
例)
“C:\Program Files (x86)\teraterm\ttermpro.exe” test@192.168.33.10 /auth=publickey /keyfile=C:\Users\test\Documents\key\id_rsa.ppk /passwd=xxxxx
- 「OK」をクリックします。
- ショートカット名を分かりやすい名前に変更します。
例)開発サーバー
以上で、設定が完了しました。
また、上記のショートカットは、移動しても問題なく実行できますので、専用のフォルダを作成して、その中に複数作成するなどすると分かりやすくて良いかと思います。
動作確認
それでは実際にログインしてみましょう。
実行方法は、ショートカットをダブルクリックするだけです。
実行後、下記のような画面となり、ログインされていれば成功です。(※ログイン後の画面はサーバーによって異なります。)
また、この方法でログインを行った場合、それぞれ別のタスクとして認識されますので、タスクバーには下記のように、複数Tera Termが表示されますので、混乱しなようにしましょう。
注意すること
ここで注意点となりますが、今回のログイン方法は、あくまで個人PCかつ個人サーバーを前提にお話ししました。
共有PCで、他人が触ることができてしまうPCの場合、プロパティの設定からパスワードや秘密鍵がバレてしまいますし、会社の重要なサーバーへの接続などで使用すると、万が一プロパティを見られた際に、こちらも接続情報がバレてしまいますので、十分気をつけましょう。
とはいえ、下記をしっかりと徹底してあれば、個人PCの場合は、会社のサーバーへのログインなどには使えるかと思います。
・パスワード(PCのログイン、HDDパスワードなど)が設定してあること。
・離席する際は必ずログオフしておくこと。
ここに関しては会社によって決まりなどもあると思いますので、仕事で使用する場合は軽く確認しておくのが良いかと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は、マクロなど、特別な知識が無くても、簡単にできてしまうログイン方法でした。
手順も簡単なので、一度覚えてしまえば、いくつも作れてしまうので便利ですよね。
毎回ログインするのが面倒くさい~という方は是非、今回の方法で自動ログインを試してみてください!
以上、「Tera Termでマクロを使わず自動ログインする方法」でした~。